家でも焼き牡蠣

ひと昔前は牡蠣というとお鍋だったと思います。やっぱりメインは土手鍋ですが、うちは両親が牡蠣好きで、味噌以外でもお鍋には牡蠣を入れていました。おつゆにも牡蠣の味が出て、ああ冬が来たと思ったものです。

兄が小学生の頃、牡蠣フライにはまってしまってそれは大量に食べていたことがあります。男の子の食欲ってすごいもので、あまりに食べ過ぎてお腹を壊して、それ以来牡蠣フライは控えめに作るようにしたほどです。

今も海の近くに住んでいるので、牡蠣はおなじみの食材です。でも最近は地元の牡蠣の事情が変わってきているのです。観光客の方が来る、焼き牡蠣のお店がどんどん増えてきました。昔からあるにはあったのですが、最近のは焼き牡蠣メイン、というか焼き牡蠣しか出していないのです。本格的なお店もありますが、プレハブだったりビニールハウスみたいなお店もあります。駐車場と、焼くスペースのみ、あとは周りをぐるっと牡蠣殻の山が囲っている、なかなかワイルドな眺めです。

そこがまたとても人気なのです。ときどき前を通りますが、道端の空き地のようなところに、突然ずらっと車が並んで、大勢の人が牡蠣を焼いて食べています。他県ナンバーがほとんどのようです。みなさんネットで調べて、牡蠣をめあてに来るのでしょうか。群がるように人がいます。それは牡蠣殻も溜まるわ、というくらいの勢いです。

このあたりの海ではけっこう牡蠣の養殖がさかんです。以前は出荷がメインでしたが養殖屋さんが焼き牡蠣を始めているのだそうです。牡蠣は自分で養殖したものがあるし、場所は田舎のことで空き地ならたくさんあります。あとは新鮮な牡蠣を出しておけば、お客さんが自分で焼いて食べてくれるのです。焼き牡蠣は人手もかからないので楽な商売なのだそうです。

地元の焼き牡蠣屋さんはほんとうに牡蠣だけ出しているので、大抵の店で調味料は持ち込み自由です。そこはちゃんとしたもので、牡蠣屋さんが並ぶ道路の入り口には調味料を置いているコンビニがあります。店内に入るとすぐ、焼き牡蠣用の調味料コーナーが出来ています。少量パックの醤油、七味、マヨネーズにポン酢、至れり尽くせりです。

つわものになると、おろし金と大根を持ち込んでその場で大根おろしを作るそうです。もちろんお店側もたくさん食べてくれるなら歓迎とのこと、おおらかな漁師さんの商売です。

でもね、と地元の人が教えてくれました。本当に美味しいのは、陸地に近い海じゃなくて、離島の養殖牡蠣なんだよ、海の栄養が違うからね、というのです。潮の流れの強い場所の海産物は何でもおいしいけど、牡蠣も粒が大きくて比べ物にならないのだそうです。

日本全国の牡蠣を通販で


でも牡蠣のためだけに離島までは行けません。そう言ったら「通販があるでしょう」と答えました。ちょっと検索すれば、離島の牡蠣が出て来るわ出て来るわ、これこそ通販のいいところです。

通販なら大人もお酒が飲めるし、帰りの心配もしなくていい、来年のシーズンはぜひ頼んでみたいと思っています。

参考:牡蠣を通販で仕入れよう